- Pflame-Vとは
- 次世代のエンタープライズシステムを構築するシステム基盤
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Pflame-Vは、FISC安全対策基準に準拠した機能を備え、金融機関の基幹系システムに求められる運用性、性能、安全性といった要件を実現します。
また、今後主流となるAPIを利用した生産性と拡張性の高いシステム構築を可能とします。
当社製品の保険会社向け業務システム「InfoOne-V」(リニューアル開発中)ならびに、機関代理店向け業務システム「BIILION-V」
のシステム基盤であり、お客様が自社でスクラッチ開発する際のシステム基盤としても提供しています。
- Pflame-Vの開発目的
- ”2025年の崖”を回避し、非競争領域及びその周辺業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現する
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Pflame-Vは、以下の技術的なテーマで開発しています。
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・長期間利用する前提のInfoOneやBILLIONの業務APが、技術的経年劣化の影響を受けないこと
(業務AP資産の長期間安定利用が可能であること)
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・既存システムが、”2025年の崖”を最小リスクで解消できるソリューションであること
(既存資産を有効利用しながら”崖”を超えられること)
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・APIサービスなど外部の各種サービスと連動可能とすることで、より安価で迅速にシステムの
維持・機能拡張ができること
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・当社パッケージ機能に加え、顧客独自機能や機能拡張などを容易にアドオンできること
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・開発生産性や保守生産性、品質・性能が大きく向上すること
- Pflame-Vの効果
- APIを利用してシステムコストを低減
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Pflame-V上で開発された業務機能は、ユーザーインタフェース層とビジネスロジック層が分離されており、APIサービスとして外部システムと連動可能です。 保険業務に共通的な機能やデータベース設計に開発コストをかける必要がなくなり、短期に高品質のシステム構築を実現します。
- 既存資産の有効利用が可能
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お客様のレガシーシステムを、Pflame-Vでラッピングして最新のアーキテクチャー上で稼働させたり、P-Flame-VでAPIサービス化させて外部システムと連動させるといった、既存資産の有効利用を可能とします。
- ルールエンジンやRPAの採用による保守・運用の効率化
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Pflame-Vは、ユーザーがビジネスルールを定義することによるプログラムの自動生成と、ユーザーが定型作業をロボットに記憶させることによる運用の自動化を実現します。
- アプリケーション資産の長期利用が可能
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業界標準のプロダクトやオープンソフトウェアをベースにしており、インフラに依存しない構造なので、OSやミドルウェアのバージョンアップの影響が少なく、長期にわたるアプリケーション資産の維持を可能とします。
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- Pflame-Vの全体構造
- 縦方向のmonolithic構造の解消
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縦方向 (OSを含めた縦の階層)のそれぞれの構造や機能に依存した形で固定的結合(monolithic)した今までの構造を、標準化された最新の階層構造に入れ替えることで、下位層の変化に上位層が影響を受けない構造を実現します。
また、その階層構造と既存システムを共存させることで、順次移行が可能となり“2025年の崖”回避リスクを最小化できます。
- 横方向のmonolithic構造の解消
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大量の業務APが、長年にわたる機能改訂などで複雑に絡まってしまったソース群(固定的結合 (monolithic) のままスパゲッティー化した状態)を、業務要素に再分解し(マイクロサービス化)、優先順位の高い要素から順次移行することを可能にします。
既存システムとの共存を可能とさせることで、改修頻度が高く保守コストのかかる業務APから順次マイクロサービス化を図るなどリスクを最小化できます。
- 【Pflame-Vの構成図】


- Pflame-V レイヤード・アーキテクチャ
(BL-Controller:縦方向 monolithic構造の解消)
- V-LAとは(Pflame-V-Layered Architecture:V-LA )
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アプリケーションのビジネスロジックは、ドメインモデル、ビジネスルール、ユースケースに作成します。
各レイヤー間のインタフェースは、円の内から外に向かって提供されます。
これによりビジネスロジックは、外部に対する依存度を失くすことができます。
※「Interface Adapter」と「Frameworks & Drivers」は、現時点で6つに分けられているが、今後必要に応じて増加します。

- V-LAの役割


- Pflame-V マイクロサービス・アーキテクチャ
(縦方向及び横方向のmonolithic構造の解消)
- V-MSAとは(V-MicroServices Architecture:V-MSA)
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複数の業務をまたがり固定的結合により複雑に絡み合ったソース群を業務要素に再分解し、マイクロサービス化します。

- Pflame-V プレゼンテーション・レイヤー
(縦方向及び横方向 monolithic構造の解消)
- Facesとは(V-Presentation Layer:Faces)
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Facesは品質の担保を大前提とし生産性を最大のテーマとしています。
従来のstruts等を用いた構成のプレゼンテーション層は、階層が分かれていても画面側のロジックがビジネスロジックに持ち込まれて、アプリケーションが複雑化しがちですが、Pflame-Vは画面とビジネスロジックを完全に分断しWEB APIを経由して通信を行うため、画面側とビジネスロジックに本来の役割と異なるロジックが紛れ込むことがなくなります。


- Pflame-V DevOps
- 技術的な構成
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Pflame-Vで作成されたマイクロサービスは、DevOpsによって各環境に自動的に確実、迅速にリリースされ、運用コストやターンアラウンドを飛躍的に短縮しビジネス価値を高めます。

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